【DATA】
- 所在地:山口県下関市唐戸町
- 設計:池原義郎建築設計事務所
- 施工:戸田建設・永山建設・野口工務店
- 竣工:2001年
昭和8年に開設された地方卸売市場。この卸売市場で特徴的なのは、一般のお客さんが市場の中に入って買い物ができる点で、文字通り下関市民の台所として古くから親しまれています。
卸売市場には見えないレンガ積みの外観は、近代建築の残る唐戸地区に違和感なく溶け込んでいる一方で、卸売市場に求められる大空間を確保するために最先端の技術が用いられている点も見逃せません。また、その卸売場の屋根は、関門海峡から北九州の門司まで見渡せる屋上庭園で、この建物の大きな見所となっています。
は45m×50mの柱のない大空間。この大屋根は、プレキャストコンクリート(工場生産のコンクリート)のシェルを鋼材のパイプで吊ることで実現しているものです。
一方、仲卸売場は、卸売場に見られる構造的なダイナミズムとは対照的で、規則的に列柱が並べられた2層吹抜けの大空間。活気のある仲卸のお店の様子とともに、こちらも空間的なダイナミズムは卸売場に負けていません。
卸売場上部の大屋根は、一面芝が張られたとなっていて、お昼時には関門海峡を眺めながらお弁当を食べる人たちの姿が見られます。屋根から突き出した連続するポストは、大空間を実現するための構造的な工夫で引張材として効いていますが、その連続する姿は単なる構造材にとどまらず、関門海峡に面する環境にとてもマッチしており、唐戸地区のランドマークとなっています。
屋上庭園を解放して、門司港に向かっての打ちっ放し場にしたら儲かるだろうな・・・
芝とはいえさすがにまずいかな・・・
ごんたさん、こんばんは。
打ちっ放し、かなり気持ちよさそうですが、
関門海峡は船の往来が多いので却下されるでしょう、きっと。
ただ、ごんたさんのコメントを見て、
3年半前、江戸東京博物館で開催された「東京建築展」の
アトリエ・ワン&リサイクル・エクスプロージョンズによる
23の提案を思い出しました。
「ハイウェイサーキット」、「東京タワー日時計」、
「列車ホテル山手」、「ツール・ド・高架下」などなど、
ユーモアにあふれる提案はかなり笑えます。
(内容は各自ご想像ください。)
くだらないレスで申し訳有りません。
以前、お台場を閉鎖してF1を開催するという企画をプレゼンしたことがあります。
すぐに却下されましたが・・・
それにしても遅いカキコですね。
お体ご自愛ください。
こんばんは。
皆さんいろいろ面白いことを考えますね。
アトリエ・ワン&リサイクル・エクスプロージョンズによる提案は、
「トーキョー・リサイクル・ガイドブック」と名付けられていました。
こちらで、「ツール・ド・高架下」と「トマト打ちっ放し」の画像を見れます。
http://www.bow-wow.jp/profi…