墨田区は東向島 鳩の街に残る数少ない色町建築。これまでも何度と無く被写体にしていましたが、情報があまりにも無くて紹介できずにいたところ、解体のお知らせ標識が出ていたので見てきました。
昭和33年の売春防止法施行によって玉の井の色町が終わった後も、この建物は、しばらく旅館として使われていたとのこと。当然のことながら内部は見れませんでしたが、そこは客商売の旅館ですから、きっと素晴らしい意匠が施されていたのではないかと想像してしまいます。解体前に内部を見たかったな。
外観もいわゆる和風建築とは違って、木造ながら、どうやってモダンに見せるかに注力されていて、20世紀初頭の東京の雰囲気が感じられます。
一枚目の写真は側方の路地に面した、勝手口の扉です。
【DATA】
- 所 在 地:東京都墨田区東向島
- 設 計:不詳
- 施 工:不詳
- 竣 工:不詳
- 構造・階数:木造2階建て
- 延べ面積:103.5m2(31.3坪)
やっぱり、撮りに行かれてたんですね。
カブって、すいません。
(気になるアングルも一緒かも…)
鳩の街に、ただ古いだけじゃなくって
何処か不思議な空気を感じてたのは、
この建物の影響が大きいですよね。
見れば見るほど、妖しいです。
もしかしたら、取り壊し中に、中が見れるかも。
toitaさん、こんばんは。
土曜日にたまたま通りがかったら、
白いお知らせ標識が目に付いて、
まさかとは思ったのですが想像どおり。
日曜日の夕方にいそいそと撮影に行きました。
鳩の街が長い歴史を経て、今も独特の雰囲気を保ってるのは、
この旅館、写真館のファサード、喫茶エデン、
この3つが大きなファクターだと感じてました。
エデンが最後の砦ですね。
解体工事は足場とネットで囲まれて、
しかもあっと言う間に終わってしまうので、
中を見るのはタイミングが合わない可能性が高い気がしてます。
見学会して欲しかったなあ。