建築家 白井晟一 精神と空間@群馬県立近代美術館

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“The Museum of Modern Art, Gunma” , Takasaki , Japan
本日11月3日まで開催されていた、白井晟一の展覧会に行ってきました。


 白井晟一の自邸「虚白庵」の写真、家具、彫刻ではじまる展示は、予想以上に内容の濃いもので、建築作品の紹介にとどまらず、書や装丁、エッセイまで多岐にわたるものでした。
 建築作品の紹介は、美術館や銀行等の代表作はもちろん、住宅建築から実現しなかった計画案まで網羅して、図面、写真、模型と多面的に紹介されているので、白井晟一の世界を概観することができました。
 設計図は、それはそれは美しくて目を奪われるものでしたが、鉛筆で描いたとは思えない仕上がりのパースは本当に圧巻、一見の価値ありです。写真家 村井修さんが撮影した「NOAビル」と「親和銀行東京支店」の大きいサイズのプリントを見れたことも大きな収穫でした。 
 前々から白井晟一は好きな建築家の一人ですが、あらためて作品を概観してみると奥の深さを実感。一生かけても全てを理解することはできないでしょう。
 ちなみに、群馬県立近代美術館は今日11月3日まででしたが、年明け早々、2011年1月6日〜3月6日までパナソニック電工汐留ミュージアムでも開催されるようです。展示室の規模が違うので全く同じ内容ではないかもしれませんが、よろしければぜひご覧になってみてください。